※ネタバレ注意です。また私はミリタリー初心者です。
日本中が怯え世界が驚愕した作品「シン・ゴジラ」私はこの作品が好きで、何度も見ました。今でも映画館で見た時の感動を忘れません。
さて、ある日のこと私の知り合いに元自衛隊所属で昔は戦車の乗車経験がある人がいますが、その人に気になる事を言われました。それは、「タバ作戦」についてです。
「タバ作戦」とは日本に攻めてきたゴジラに対し、自衛隊が総力をあげてゴジラを撃退するために行った作戦のことです。
この作戦について知人はおかしいと思った点をいくつかあげました。なかなか興味深い内容でしたので紹介したいと思います。
・タバ作戦
一つ目、「指揮所が前線に近すぎる」です。
自衛隊は多摩川を絶対防衛ラインとしてタバ作戦を実行しました。その際、指揮所を「多摩川浅間神社」につくりました。
多摩川付近に戦車などを配置しゴジラを迎え撃つ準備をしました。
さて、ここでグーグルマップを使い実際の場所と比べてみましょう。
素人の私が見ても近すぎるのが分かりますねどう考えてもおかしいです。指揮所なのですからもっと前線から離れていないとダメですよね。しかし映画を見ているときはたいして違和感を感じませんでした。
二つ目、「ビルが邪魔で戦車がゴジラを攻撃しづらいところがある」
タバ作戦の見せ場として数多くの戦車がずらっと並びます。私はここのシーンは胸が熱くなりました。私が見たときは気になりませんでしたが、実際はどうなのか調べました。
確かに多摩川の近くにはアパートや家、ビルなどが立ち並んでいますね。
試しに映画ででてきたシーンで映った建物の一つ、赤い丸の建物を調べてみます。
おそらく位置や色的にこの建物だと思います。さて、この建物なんと10階建てだそうです。ですので約30mですね。こんなのが目の前にあったら邪魔ですね。
また目の前の建物以外にもたくさん大きい建物は立ち並んでいます。これはゴジラを狙うのは大変でしょうね。
三つ目、「10式戦車で効果がなかったのに対人兵器を使う」
タバ作戦において、はじめ「AH-1S対戦車ヘリコプター」と「AH-64D戦闘ヘリコプター」で攻撃を仕掛けました。
最初に対人兵器、次に対戦車兵器で攻撃をしました。しかし効果が見られませんでした。
その次「10式戦車」の一斉射撃による攻撃が始まりました。この戦車は厚い鉄板をも貫通できる強力な力を持っています。
さて他にもたくさんの兵器が出てきますが、今回指摘されたのがこの「多連装ロケットシステム 自走発射機 M270 MLRS」です。
この兵器はショットガンの弾の様にたくさんの小さめの玉が入ったものを上空からばらまき敵を殲滅させるという代物らしいです。
一応、装甲車に対して有効らしいのですが、10式戦車で効果がないのにわざわざこの兵器を使う必要はないらしいです。
タバ作戦についてはこれで終わります。次に米軍の兵器についてのツッコミがあったので紹介します。
・米軍兵器
自衛隊では歯が立たなかったので米軍がゴジラに対して攻撃を開始します。その時用いられたのが「B-2」です。
私の知人のツッコミは「なぜ、ステルス機なのか」でした。
そもそもステルス機とは敵軍のセンサー類から探知されないようにするためのものであります。
今回はゴジラを倒すために来たのですからわざわざ隠れられるステルス機で来る必要はないはずです。
確かにこのB-2は強力な爆弾を装備できます。しかし装備できる数は少ないです。さらにこの飛行機は一機 2000億円の世界一高価な爆撃機です。壊された時のリスクが高いです。
ですのでわざわざこれで来る必要はなく、もっと爆撃に特化した爆撃機でいいはずなのです。(爆撃機の具体例を言われたのですが、忘れました。ですので具体例は書きません)
・終わりに
今回いろいろとツッコミを入れました。ここには書きませんが電車など他にもツッコミたくなるようなところがありました。けれどもオタクである庵野監督が理解せずににこういったことをするとは思えません。
ですので、知人との話し合いをしてでた結論は「監督がやりたかったんだ」でした。
思い返せば「新世紀エヴァンゲリオン」に通ずるシーンが多々あります。きっと本当に特撮が好きで現実でおかしくなってもやらずにはいられないのでしょう。
好きを通すのはとても素晴らしいことだと思います。ぜひ庵野監督にはこれからも数多くの作品を手掛けてほしいです。
(一応書いておきますが、作品とスタッフを貶めるためにこの記事を書いているわけではありません。)
シンゴジラ 公式サイト:http://shin-godzilla.jp/
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