映画 メアリと魔女の花 感想

※ネタバレ注意です。というか内容を大体話しながらそれに沿って感想を書きます。

　感想を述べる前に今回ブログを書いて初めて知ったのですが、この作品はジブリ作品ではないんですね(笑)この作品を制作したのは「スタジオポノック」っという新しいアニメ会社です。監督 米林宏昌をはじめとするジブリ出身のスタッフによってできたところです。この場をお借りして言わさせていただきますが、「スタジオポノック」のみなさん本当にごめんなさい大変失礼いたしました。

・スタジオポノック会社情報：http://www.ponoc.jp/company/




　さて感想に入らせていただきます。今回この映画を見ようと思ったのはジブリの新作ができたと思ったので興味がわいたからです。また監督が「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を手掛けた米林宏昌さんであったこともあります。あまり言いたくはありませんが、米林宏昌さんが手掛けた２つの作品は個人的に好きでもなければ嫌いでもない微妙な作品だったと思ってました。しかし彼の描く日常に入り込む幻想的風景が大いに気に入っているので今回もそれを期待して観に行きました。

　燃える建物 慌てる人々 その中で何かを持って逃げだそうとする一人の少女 冒頭はまるでクライマックスのように慌ただしく始まります。ここで逃げ出す彼女を追いかける怪物がいるのですがあのうねうね感は他のアニメ会社（ジブリを除く）では見られない実に独特の異形さが実に心地よかったです。「ハウルの動く城」でも魔法の手下がうねうねした怪物で私はあの迫りくる感じがとても好きだったので今作品でも見れてテンション上がりました。逃げ出した彼女は逃げる途中で力尽き髪の色を変え地上に落ちました。その時彼女は持っていたものを落としてしまいました。その瞬間青い光を放ち周りの動植物が一気に成長を始めました。ここまでが冒頭のシーンです。私がここで気になったのはまだ雛だった小鳥が成長をするのですが、えさをあげていた親鳥と色が違っていたことです。（たぶん）私の目が狂っていたかどうかぜひとも劇場で確認してきてください。
　

次に主人公のシーンに変わります。大叔母の家に引っ越して何日かたったあたりこのシーンで主人公の性格が大体わかります。多くのことに興味がありすぐに何かに夢中になって周りが見えなくなりがちです。感情表現も豊かでとても活発な子です。また自分自身にコンプレックスを抱いていて特に赤髪のくせ毛を特に嫌がってます。私も生まれつきくせ毛なのでこの主人公（メアリ）が鏡の前でくせ毛を気にする仕草に共感を覚えました。そんなメアリが二匹の猫に会い森の中で「夜間飛行」という花を見つけてから大きく話が進みます。
　ここまでで私が目を向かれたのは出てくる背景に花があちらこちらにあるけども、森の中は花があまり見当たらなかったことです。家の周りや街の中、道のわきなど壁紙にしたいぐらい本当にきれいに描かれた花がありましたが、森の中は苔だらけだった気がします。

パンフレットを見て驚いたことは「ゼベディ」という庭師のキャラクターの声優さんが「遠藤健一」さんだったことです。私の中での遠藤さんのイメージはヤクザか刑事だったのでまさか人と話すのが苦手そうで黙々と仕事しそうなキャラを演じるとは思ってもいませんでした。あと聞いていただけば分かると思いますが、普段より声は高めです。このこともありパンフレットを見るまで本当に気づきませんでした。役者って本当にすごいですね。

　さて、二匹の猫に連れられて森の中に入っていったメアリは草木が生い茂る森で一部だけ植物が枯れている場所につきます。二匹の猫が威嚇するその先には青く光るきれいな花がありました。それこそが夜間飛行なのです。メアリは一部だけとって家に帰りました。
　個人的に森の中の枯れた場所についたときもう少し絵を引いて欲しかったです。なぜならここのシーンは常識では考えられない不思議なことが起きているというのを視聴者にうったえるとこだと思いました。メアリの来た場所は草木が生い茂り着いたとこは枯れているという記号的な絵ではなく、実際メアリは驚いているのですからそれを強調する演出はできなかったのでしょうか。偉そうなことを言ってますが私は素人でやってみろと言われてもできませんが、それでもここは不思議さ　異様さが欲しかったです。

　花を持ち帰ってからその夜に森に霧がかかりました。そして一匹の猫が怯えた様子でメアリのところに来ました。その猫は昼間あった二匹の猫の片割れでした。その後その猫に連れられまた森の中に入って行きました。そこで夜間飛行を猫に渡され潰してしまうと手に模様ができ森にあった箒で空を飛んでしまいました。一応ここまでが序章ですかね。

　一度ここで区切らせていただきます。おぼろげな記憶で話を思い出しながら感想を続けていくつもりですので興味のある方はぜひとも続けて読んでください。

公式サイト：http://www.maryflower.jp/

メアリと魔女の花：http://amazarashi5613.blogspot.jp/2017/07/blog-post_22.html

メアリと魔女の花　感想の続き：http://amazarashi5613.blogspot.jp/2017/07/blog-post_26.html